新  春
 君主の権力を誇示し、封建制度を維持発展させる為に、礼装のみならず、日常の服装まで強制された時代もありました。服装を違えることが死に繋がる場合もありました。今は平等、民主主義の世です。自分なりに満足すれば、どのように着ても良いのではないでしょうか。和服ほど色々な装いが出来て楽しい『服装』は世界に例がないと思います。着まわし上手が、本当のお洒落です。1つの『服』を好きなように、粋な着方『装』をしてみましょう。車も運転出来ます。大臣認証式、叙勲、葬儀以外なら自由に着て行けます。足袋も靴下のように好きな色、柄足袋を履き、色々な半襟でお洒落をしましょう。
御屠蘇

  屠蘇散一袋を清酒一合に一晩浸し、少量の味醂、砂糖を加えて、元旦の朝お雑煮をいただく前に新年の健康と息災を祈念していただきます。
紬の着物に、絞りの羽織りで
元旦は私が家族に1服たてます。お召しの着物で
  屠蘇は中国3国時代、魏の名医、華陀の創方と言われ、邪気を屠(ほふ)り、魂を蘇らせるところから”屠蘇”と名づけられたと伝えられています。これを酒に浸し、元旦に飲むという中国古来の風習が我が国に伝わり、平安時代に宮中にて用いられたのが、後生に至って民間にまで及び、正月の祝酒とするようになりました。正月の元旦から3乃至5日間、新しい年の出発にあたって無病息災、家運繁栄を得る儀式として、一家揃って屠蘇酒を用いて祝う風習が今日まで続いてきたものです。

2004年元旦初詣 今年も孫へのお年玉は着物(インターネットで5着5万円7千円)にしました。

遠石八幡宮(周南市)にて。
遠石八幡宮境内の屋台で、
ヨーヨーに挑戦する3才と5才の孫。
”僕1個取った。妹の風船をもう一個取るよ”
と腕まくりをして張り切る3才の孫
3つ縫紋のお召しの長着と羽織に、仙台平の袴で 紬の着物で

元旦孫たちが来ました。 錦帯橋と岩国城(右上)大島紬の着物に大島紬の羽織

2003年元旦赤間神宮(下関市)にて
 今を去る八〇〇年の昔、1185年3月24日源平最後の壇ノ浦の合戦に敗れた時、二位ノ尼(清盛の妻時子)に抱かれて入水した安徳天皇を祀る。 海に面して建つ朱塗の龍宮造の水天門(1958年再建)のほか、境内には神宝を所蔵する宝物殿、平家一門を祭る七盛塚、耳なし芳一像がある 下関海響館から九州の門司を望む。トンビで、
孫たちは暑いといい、羽織を脱ぎ、走り回る。
  2002年元旦  今年も孫へのお年玉は着物にしました。

最もポピュラー
な紺の大島
遠石八幡宮へ初詣高下駄(小雨)で

凧揚げ

羽織の紐は獅子頭
(正月用のお飾り
として売っている)を
加工して作りました。
2歳になる孫へのお年玉を7千円のポリエステルのアンサンブル(左)にしました。大晦日に来て、3日まで寝ている以外ずっと着てくれました。夜洗濯
をすると、朝起きて『着物が無い』と泣く始末です。初詣でも着物で歩きました。『かわいいね。カッコいいね』と云われるのが好きのようでした。
2002年のお年玉は孫3人に着物を送りました。親子共に喜んでくれました(右)。お年玉に着物はいかがですか?
 左端は緑色の大島紬。
 チャンバラゴッコに大喜びの孫たち
孫の青の羽織は女房がハギレを買ってきて、縫いました。アンサンブルでない方がかっこ良かったです。
着物下にはフリース(amisan的あったか襦袢)の襦袢下を女房が作り(あったか〜い)、孫たちも着ています。

amisanが見せれなかったフリースを1歳と3歳が脱いで見せましょう(やはり恥ずかしくて舌を出しています)
初 詣 で                       
  
遠石八幡宮(2001年)                           防府天満宮(2000年)           遠石八幡宮(1999年)       
日本最古の天満宮で京都北野、福岡太宰府とともに、日本三大天神のひとつ。朱塗の楼門が美しく、菅原道真が太宰府へ向かう途中滞在した地で、公を偲んで建立された。
東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花 主なしてとて 春な忘れそ
太宰府天満宮は、菅原道真(すがわらみちざね)公(菅公)の御墓所の上に社殿を造営して、その神霊を御奉祀する神社で、「学問の神」「至誠の神」として世の崇敬を集めています。 延喜3年(903)2月25日、菅公は謫居(たっきょ)の地、南館(榎寺)において清らかな御生涯を終えられました。その後、御遺骸を牛車に乗せて進んだところ、間もなくその牛が伏して動かなくなりました。これは、菅公の御心によるものであろうとその聖地に御遺骸を葬りました。京より追従した、門弟味酒安行(うまさけのやすゆき)は延喜5年ここに祠廟(しびょう)を創建、次いで左大臣藤原仲平は勅を奉じて大宰府に下って造営を進め、延喜19年に御社殿を建立しました。

光市 冠梅園にて2002年1月末

2003年1月25日防府天満宮(山口県)にて、紬の着物に半纏にて 2007年2月12日


還暦祝に孫から花束を贈られ満足な夫婦


孫に馬にさせられ、へとへと、、、





左は 
 能登紬に、宮田織物のボーダーポンチョ(ちゃんちゃんこ)クレインの野袴,, 半足足袋、自宅にて
孫誕生。瑞希と命名(2003年1月28日)

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