リハビリテーション
                                      通所リハビリの様子を御紹介しましょう。 定員40名

理学療法士が2名に増えました。ますます充実した個別リハビリ及び集団リハビリ、そしてパワーリハビリが出来るように頑張っております。
理学療法士 川村芳生

急性期病院での経験をデイケアでのリハビリに生かしていきます。

理学療法士 棟居和俊
今年4月からクリニックで働いております。

利用者さんが
在宅生活を健康に過ごせるように援助します。

1.
パワーリハビリテーション要支援1〜2、要介護1〜3、しゃっきりデイサービス、いきがいデイサービスの方
 徳山内科クリニック通所リハビリテーションでは、パワーリハビリ用のトレーニングマシンを平成1712月より導入し実施しています。
 運動は「つらい」「苦しい」といったイメージがあるとは思いますが、低負荷で無理なく動かすことにより、使う機
会の少ない全身の筋肉を動かす事による爽快感や、身体の動きが良くなったといった達成感が得られます。
     パワーリハビリテーションとは
 パワーリハビリテーションとは、重負荷で行う筋力強化を目的としたプログラムではありません。マシンを使ったトレーニングは同じですが、軽い負荷で行い、全身の普段使っていない筋肉を動かすことにより脳に刺激を与え、効率のよい動きを目指します。
 効果としては「すたすたと歩けるようになった」といった動作性・体力の改善、「外出するようになった」といった心理的活動性の改善が得られます。また、軽負荷での運動ですので心臓に与える影響も「入浴」よりも軽いものとされています。無理をすることなく安全に運動をすることが出来ます
     各トレーニングマシンの紹介

ヒップアダクション/アブダクション
 
足を開いたり閉じたりする運動です。普段あまり使うことのない足の外側と内側の筋肉とおしりの筋肉を使います。歩くときに足を一歩前に出す動作に効果があります。また、股関節を動かすことにより、肛門括約筋が動くので尿漏れに対しても効果的です。
トーソフレクション/エクステンション

  いわゆる腹筋運動と背筋運動です。体幹の筋肉を使うことによりお腹と腰の筋肉のバランスが良くなり腰痛を改善することができます。
ローイング/チェストプレス
 腕を曲げたり伸ばしたりする運動です。胸と背中の筋肉と肩の筋肉を使います。胸と背中の筋肉のバランスが良くなり姿勢が良くなります。円背を抑制し腰椎圧迫骨折などを予防することができます。
レッグフレクション/エクステンション

   膝を曲げたり伸ばしたりする運動です。ももの前と後ろの筋肉を使います。ももの筋肉を使うことにより膝関節にかかる負担をやわらげ膝の痛みを改善することができます。
レッグプレス
 
両足でフットプレートを押す運動です。ももの前と後ろ、ふくらはぎの筋肉を使います。主に起居動作に使う筋肉ですので、椅子から立ち上がる動作や歩行の安定性に対して効果があります
 トレーニングにより、アセチルコリン、ドーパミンといった神経伝達物質の分泌と身体的な活動性が向上することにより認知症やパーキンソン病にも効果があります。

2.バランスボール運動(ボールエクササイズ)     :要支援1〜2、しゃっきりデイサービス、いきがいデイサービスの方 

   バランスボールを使った運動は、普通ではできない三次元的な動きができるので、「それ以上いくと転がるという寸前でどう踏ん張るか」「どれだけバランスが崩れたところから元に戻せるか」というような転倒に似せた練習ができます。クリニックでは安全面にも考慮し、平行棒内で行うことにより、いつでも棒で支えることができる環境で、かつスタッフが利用者さんの身体を支え、安心感を与えながら行うようにしています。
                          

 運動内容は簡単にできるもの4種類とし「これなら私にもできる」と自信をもって行えるように組み立てています。「この程度では物足りない」と感じられる方には、歯ごたえのある内容も用意し、ステップアップできるようにしています。
. 個別リハビリテーション    :要介護1〜要介護5までの方

              短期集中リハビリテーション実施加算1(退院日から1ヶ月以内)
                                        短期集中リハビリテーション実施加算2(退院日から1ヶ月以上3ヶ月以内)
                                        個別リハビリテーション加算(退院日から3ヶ月以上)
常勤の作業療法士2名が個別にリハビリテーションを行います。リハビリは他人にやってもらうものではなく、自分でやろうと思って体を使うものです。意欲を持って継続して体を使うことで時間はかかっても良くなっていきます。そこでクリニックでは「人に頼らず、自分のことは自分ででき、今よりも充実した日常生活がおくれるようになる」を目標に、各利用者さんの状態に合わせてプログラムを作成し、実施しています

@平行棒内での運動
平行棒内歩行 ●傾斜板運動 ●バランスボード運動 ●バランスボール運動
●片足立運動 ●屈伸運動 ●わっか移動運動
●ボール叩き運動 ●ボール  
(非麻痺側で) (麻痺側で) 持ち上げ運動
A 練習用階段での運動
●階段昇降練習 ●下肢伸張練習
B 立位での運動
●杖歩行練習 ●ボール投げ運動 ●ペグボード運動
●棒を使った上肢運動 ●迷路を使った上肢運動
C 座位での運動
●杖回し運動 ●わっか移動運動 ●ペグボード運動
●鏡を使った手指練習 ●集中力・周辺視野向上練習 ●重り負荷運動
●セラバンド運動 ●座位からの立ち上り練習
D 臥位での運動
●下肢伸展挙上運動 ●パテラセッティング ●腹筋運動 
●おしり上げ運動 ●臥位からの立ち上がり練習
●関節可動域訓練
E 家事動作練習(女性片麻痺利用者向け)※計画中
調理練習
掃除動作練習
洗濯関連動作練習
F 制作活動練習(男性片麻痺利用者向け)※計画中
生活する上で役に立つ道具(自助具)の作成 (家事動作練習に使用する物品作成)
通所内で使用する運動関連用具の作成(木工作業など)
木工作業(趣味的動作)


4.意欲・興味を働かせる環境作り

利用者さんの自主性を促し、「あれはなんだろう?」「ちょっとやってみたいな」といった好奇心や興味が持てるような環境作りをしています。

@ 天井からぶら下げたボール
●手で叩く動作 ●足で蹴る動作
A テーブルに並べたハンドグリップ
「これはなんかね?」 「あー!、にぎるんかね」
B ボール投げ Cゲートボール
「なげるよー!?」   「それー!!」 「しっかりねらって」 「あー、とどかんかった…」
C 壁に貼った難漢字読み ※準備中






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