2005年4月 東北旅行1
今年の大河ドラマは”義経”。義経のいる奥州平泉へ行きたいと言う孫3人の希望を取り入れて、東北旅行に4月29日〜5月1日行きました。
紗希6歳、智規5歳、一樹4歳。福岡からJALで仙台空港へ。帰りは青森空港からJALで福岡空港へ

4月29日朝7時57分発ひかりレールスターは乗車率130%、乗車することが出来ず、8時3分発こだまにて博多へ、

松島
塩釜から松島へ50分の遊覧船の旅。


松島湾の観光よりカモメに餌(カッパエビセン)をやるのに夢中な3人、50分はあっと言う間に過ぎた。

5大堂
807年坂上田村麻呂が東北遠征の折りに勝利を祈願して建立したのが始まり、現在の建物は1604年伊達政宗が再建したもの。
”ここの殿様は、伊達殿だ”by智規

5大堂への朱塗りの太鼓橋を渡って小島へ。          5大堂で鈴をならす一樹

お父さんへのお土産は牛たんがいい。by3人
”智君牛たんは牛の舌だよ”by紗希

瑞巌寺
828年開創し、伊達政宗が1609年に完成させた奥州随一の禅寺。

花巻温泉
 各人大人料理1人前に大喜び。
 ”僕何でも食べれるんだ、食べてみたら好きになるのにねえ〜”by智規
義経のポスターに大喜び

    紗希は暗記していた感心感心!! 

雨にもまけず 風にもまけず 雪にも夏の暑さにもまけぬ 丈夫な体をもち 欲はなく 決していからず いつも静かに笑っている
 一日に玄米四合と 味噌と少しの野菜を食べ あらゆることを 自分を勘定に入れずに よく見聞きし分かり そして忘れず 野原の松の林の陰の 小さな茅葺きの小屋にいて 東に病気の子どもあれば 行って看病してやり 西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を負い 南に死にそうな人あれば 行って怖がらなくてもいいと言い 北に喧嘩や訴訟があれば つまらないから止めろと言い 日照りの時は涙を流し 寒さの夏はオロオロ歩き みんなにデクノボーと呼ばれ 褒められもせず 苦にもされず そういう者に 私はなりたい by紗希
  宮沢賢二はここの生まれよby紗希
桜が満開で、こいのぼりが泳ぐホテル紅葉


中尊寺
平成17年の大河ドラマによって脚光を浴びる「義経」が青春を過ごし、最後をむかえた平泉の地、義経が駆け抜けた時代に興味深々な孫たち

ここも桜が満開。背後は800年の歴史から目覚めた中尊寺蓮の池

本堂(本堂をクリックしておみくじをクリックしてみよう。中尊寺一山の中心となる建物で、ご本尊は阿弥陀如来です。)

吉のおみくじを結ぶ一樹

←手を清め、お願いをする紗希       


五月雨の ふり残してや ひかり堂 芭蕉
皆言えるようになった
武蔵坊でなく一樹弁慶だ


 850年天台宗の高僧、慈覚大師円仁によって、この地にお寺が開かれたことに始まるといわれている。
 その後、長治2年(1105)より、奥州藤原氏初代清衡公によって多くの堂塔伽藍が建立された。清衡公は、前九年の合戦によって父を失い、後三年の合戦によって妻子を失うという波乱の半生を省みて、戦争のない平和な社会をつくりたい、という願いをこめて中尊寺を建立した。
 「中尊寺」の寺号は、東北地方の中心という意味とも、また、たとえ辺境とされる地にあっても、今立つているその場所こそが自分にとっての中心である、という意味が込められているともいわれている。この時代の唯一の建造物である金色堂には、この地方の産物である金のほか、インドや東南アジア産の貝や木材がふんだんに使われ、また経蔵には金や銀で書写されたお経や中国から輪入されたお経が納められ、現在に伝えられている。そこには、当時の京文化をとり入れながら、さらにその枠を一歩こえようという意図が感じられ、清衡公はカのかぎりを尽くしてこの地に仏教文化をおこし、戦争による人間の怒りや悲しみを克服し、平和な国土と心の浄土を得たいと願ったのです。
  清衡公の願いが実を結び、東北地方はおよそ100年間、大きな戦争のない平和な時代が続きます。この間、二代基衡公、三代秀衡公によって仏教による平和都市の建設が進みます。毛越寺、無量光院といった大寺院が都市の中核をなしていました。
 1189年、源頼朝を棟梁とする鎌倉の軍勢が東北地方に兵を向け、ついに奥州藤原氏は滅亡します。頼朝が平泉に入った時、秋風と、音もなく降りしきる雨の中、灰となった町には人影すらなかったと「吾妻鏡」は伝えています。平泉の寺々を巡礼した頼朝はその仏教文化に感銘を受け、中尊寺二階大堂にならって鎌倉に永福寺(二階堂)を建立しました。
 江戸時代には平泉は伊達藩領となります。歴代の伊達公は寺領を加増・安堵し、堂社を修理するなど中尊寺をあつく保護します。
中央に阿弥陀如来、その前に観音菩薩、勢至菩薩、左右に3体ずつの六地蔵菩薩、最前列には持国天と増長天が仏界を守っている。
次は角館、十和田湖、弘前城へ