サンクト・ペテルブルグ&モスクワの旅

 サンクトペテルブルグは、1703年ピヨートル大帝によって築かれ、スエーデンとの北方戦争に勝利した。ピヨトール大帝の娘のエリザヴェータは女帝となり商業育成の政策を打ちだし、冬の(エカテリーナ)宮殿を建設した。1762年女帝エカテリーナ2世がクーデターにより帝位につくと、エルミタージュ美術館の美術品の収集やバレーなどを生み出し、またトルコとの戦争にも勝利しクリミア半島やポーランドを獲得してロシア帝国を拡大させ、ロマノフ王朝の栄華を築いた。ここは1914年までロシアの首都であった、ロシア第2の都市サンクト・ペテロブルグ(1924年レニングラードと名称を変更し、1994年ソビエト連邦崩壊後はペテロブルグに戻された。私は学校ではレニングラードと習った。
 この都市は日本では1905年日露戦争に於けるバルチック艦隊の基地として(東郷平八郎率いる連合艦隊との日本海海戦)記憶に残る。
   サンクト・ペテロブルグ  
 JLは成田空港を10時45分離陸し10時間15分でモスクワに着く。さらに1時間40分でバルト海に面したサンクト・ぺテルブルクに19時30分着く。太陽は日本の16時頃の高さでした。北緯59度56分のペテルブルグでは6月28日の日の出が2時39分、日の入が21時21分、日没後も太陽は水平線の下数度にあり、白夜である。
 6泊した グランドホテルヨーロッパ  
グランドホテルヨーロッパ:1875年創業、チャイコフスキーが
ハネムーンで宿泊し、英国のエリザベス2世がホテルの料理を賞賛
ホテル正面玄関 ガイドのエレーナさんと。ホテルの向はショスタコービッチ大ホール
2階レストランヨーロッパの朝食 ピアノとバイオリンの生演奏を聴きながらのデイナー ホテル2階の解放的な空間のメザニンカッフェ
朝の散歩に行きました。
芸術広場:詩人プーシキンの像が建つ、奥はロシア美術館 血の上の救世主教会 グリボエートフ運河
スモリーヌイ修道院とイサク寺院   
シンメトリーが美しいスモーリヌイ修道院:ロシア初の女学校 ロシア正教のイサク寺院1818年から40年の歳月をかけて造られた ピヨトール大帝の像
教会の入り口(門) 大理石の壁にイコンが眩いばかりに美しい。
40種類を超える貴石と黄金の絢爛豪華な装飾
天井の装飾。鳩が飛んでいる。 ピヨトール大帝がモデルの青銅の騎士像 存在感を示す花崗岩の112本の柱
血の上の救世主教会
エルミタージュ美術館
 1613年に誕生したロマノフ王朝のもと西欧と並ぶ大国になったロシア。1812年6月フランスの英雄ナポレオンはモスクアを占領した。ロシア軍はモスクワに火を放ち、街は焦土と化したが、
おりしも10月、食糧難と冬の寒さにナポレオンは撤退した。これを追走したロシア軍はパリを占領し、ヨーロッパにロシアの大国を知らしめた。1754年エリザベータ女帝により冬の宮殿として建設が始まった。1764年エカテリーナ2世により『エルミタージュ』と命名され美術品の収集が始められた。現在は世界4大美術館と言われている。
宮殿広場:祖国戦争の勝利をを讃える円柱が建つ。 大使の階段
              ピヨートル大帝の間 玉座の間
音楽時計”孔雀”
レオナルド・ダビンチのリッタの聖母 テイツイアーノの作、ゼウスに恋するダナエ エルグレコの聖ペトロと聖パウロ
 ゴーギャンの果実を持つ女 モネの庭の女 レンブラントの作、ダナエ
1917年11月7日レーニン率いるロシア共産党の革命派は冬の宮殿に殺到して改革を成就させた、ここ革命広場と呼ばれている。 ネヴァ川対岸のヴァシリエフスキー島から見るエルミタージュ美術館
オペラとバレー鑑賞
マリインスキー劇場:皇帝アレクサンドル2世が妃のマリヤの名前をとって劇場名とし、手厚い保護を与えたロシアバレーの殿堂。今夜は新館でのオペラ(歌劇)”金鶏”を鑑賞した。

5階から見る客席 休憩時間にロビーで軽食とワインを

1800人収容のマリインスキー劇場の旧館。今夜はバレー”バヤデール”を鑑賞した。
 
 ピヨート大帝の夏の宮殿
 水中翼船でネヴァ川からフィンランド湾へ、約30分でぺテルゴフにある夏の宮殿に着く。ピヨート大帝はフランスのヴェルサイユ宮殿をモデルに1721年完成した。ロシアをヨロッパに並ぶ強国にしようとして彼の野望が伝わってくる。
150の噴水と4つの滝がある。水は20Km離れた丘から引かれている。ロマノフ王朝の最高建築と言われている。
フィンランド湾にはたくさんの豪華客船が来ていた。 開館前の正面玄関
大宮殿と大噴水。中央には獅子の口を開くサムソンの噴水。
美しい木立がある。 美しい曲線を描く太陽の噴水
ローマのサンピエトロ大聖堂前の噴水をモデルにしたローマの噴水
                                         郊外のツアールスコエ・セロー(皇帝の村)へ
   エカテリーナ宮殿 
      ピヨトル大帝がカテリーナ1世のために建設を始め100年を要した宮殿です。
青い外壁に白い円柱、随所に金箔をちりばめられた宮殿、全長3100m
大黒屋光太夫がエカテリーナに謁見して、根室への帰還を念願した。 琥珀の間が撮影禁止だったのが残念。
緑の庭園。園内にはエリザヴェータ女帝をモデルにした像が立つ
ユスポフ宮殿 
 18世紀後半、皇太子パーヴエルの結婚式が催された由緒ある宮殿、1830年にユスポフ家が購入して改装した。舞踏会の豪華さ、調度品の豪華さは素晴らしい。ロシア革命前年の1916年12月宮廷内で絶対的な権力を持っていた怪僧ラスプーチが当主の息子に邸内で暗殺されたことでも有名である。
豪華なシャンゼリエがある客間 サンクトベルグ随一と言われた富豪と言われた貴族の邸宅
お妃の寝室 浴室
邸宅内に小規模ながら劇場が2つもある
 ロシア美術館 
 皇帝アレクサンドル1世の弟ミハイル大公の宮殿が1898年にロシア美術館となった。11世紀のイコンから20世紀のロシアまでのコレクションは多岐に及ぶ
プーシキンの銅像の奥にロシア美術館がある。
エカテリーナU世の像
ロマノフ朝末期の閣僚たちを描いた巨大な絵 海をテーマにした作品が多い
 ネヴァ川クルーズ 
美しい水の都と橋の街の運河を巡りました。
ネバア川の支流とそれらを結ぶ運河上には無数の橋が点在する。
ユスポフ宮殿 イサーク大聖堂 エルミタージュ美術館
ペテロパヴロフスク要塞 1703年に建てられた122mの大聖堂。ロシア最後の皇帝ニコライ2世が埋葬されている
ロシア駅前広場まで散歩、日産マーチがいる

サンクトペテルブルグ市内を散策
町並みを散策 レストランでロシア女性と2ショットを頼まれる。 ネフスキー大通りのカフェで、なんと巻寿しを注文した。


ネフスキー大通りの
お店で琥珀のネックレスを買って、羽織紐にした。

モスクワ 
ロマノフの家博物館:ロマノフ王朝の創設者であるミハイル・ロマノフが皇帝になるまで住んでいた家。
15,16世紀の貴族の生活の様子が垣間見られる。

リッツカールトンホテル 2泊した。
ホテル玄関 ホテルロビー
ホテル前の21時の白夜

外務省 チアトラーリナヤ駅から地下鉄でトレチャコフスカヤ駅へ
 トレチャコフ美術館
モスクワの豪商トレチャコフが1856年から収集を開始した。収蔵作品は10万点と言われている。
至聖三者 民衆の前に現れたキリスト
クレムリン(要塞)を歩く
クレムリンの城壁の長さは2235m、 大クレムリン宮殿
武器庫・ダイヤモンド庫には王冠、宝石など見たことのない宝物が沢山ある。 ブラゴヴェシエンスキー大聖堂:1489年イワン大帝の名により建築された
赤の広場:左はクレムリン 聖ワシーリー寺院1561年にイワン皇帝が建設した
国立歴史博物館 レーニン廟
老舗デパート グム
ホテル屋上から見るライトアップされたクレムリン
ホテルリッツカールトンの最上階のバーで